3/1(THU) ジーンズリペアの真髄

以前ウチで修理させてもらって

1年以上?2年は経ったか?

お客さんに訊いても定かじゃなかったから

相当前にリペアしたジーンズだと思う

今回は前回塞がななった腿部分のダメージを

リペアするご依頼で持ち込まれて来た。

裏側はこんな感じで

前回は元々ダメージ加工してあった

膝上を広めにリペアしてある

それでもって注目したい部分が

表からみたこの部分

よく見ないと分かんないと思うけど

下の部分の大きな劣化を前回リペアした時には

上部の分散した劣化はなかったハズなのだ。

「なかったハズ」と何故分かるかといえば

もし前回修理時にこの劣化があれば

縦方向にもっと細かく糸入れしてあるはずなのに

ソレがないということは

広めに加工しておいた部分が

「後から経糸が劣化消失して横糸の顔が出てきている」

っていう状態なのだ。

渋すぎ!

ジーンズのダメージを尊重しつつ

最低限の薄さの当て布と無駄で過剰な糸入れをしない事で

こんなデニムの顔が現れる。

まさに「リペアの真骨頂」☆

いやらしいけど自分で云っちゃう!

いうなれば「リペア アフター ダメージ」

なんかもっとカッコイイ呼び方ないかな?

って表現したいくらい、いい感じの雰囲気になってきた。

お客様も相当大事に履いてくれてると思うから

今回も最高の仕上がりになるよう頑張りたいのだ。