デニムボタンホール修理

今回はジーンズのボタンホールの劣化のリペアです

比翼内のボタンホールは比翼で隠れているだけにいつの間にか画像の様に劣化してしまいます

このまま糸入れしますとホールが無駄に大きく仕上がってしますので一旦下地をミシンで補強して整えます

※あまり劣化がひどい場合はデニムをかませて形を整えることもあります

上記が一旦下地を整えたホールです

ここから手まつりでホールのヘリを整えていきます

50針以上手まつりで糸入れして

完成です

画像では分かりにくいのですが、実際はホールの3分の2程度しか糸入れしません

手まつりの糸を100%入れてしまうとネオバーボタンの脱着が非常にこんなになります

実際に強度が必要なところはネオバーボタンのかかるホールの前方になりますので前方3分の2程度をきちんと補強しておけば心配ありません

画像の程度のリペアで1500円程です

 

Gジャン 全体的リペア

Gジャンのよくある修理ベスト3は

〇 衿の擦り切れ

〇袖(カフス回り)の擦り切れ

〇チェンステッチの擦り切れ

です

 

衿や袖の劣化は目に見えて分かりやすいのですが、

特に厄介なのがチェンステッチの擦り切れです

画像はほんの一部分ですが、年代が古いものですと、裏のチェン側が半分以上擦り切れによる消失で表から見るとそうでもないのですが、パンク分解寸前のものがけっこうあります。

 

放置しておきますといずれオリジナルの表側の上糸も消失してしまいますので早めのリペアをしてください

 

下記の画像はリペア後の画像例です

よぉ~~く目を凝らさないと分からないのですが擦り切れてしまったチェンの代わりに見えにくい細番手(番手は細いですが頑丈な代物です)で縫い止めてあります

裏のチェンは消失してしまいましたが表の裏糸は残っていたのでこれで表糸が消失する事もパンクしてしまう事も防げます

※表側画像

※アジャスターネオバーの上部の裏側のチェーンは擦り切れてなくなりましたが表はこれでセーフです

 

Gジャンは結構チェーンステッチ部分が多いので裏側をよくチェックしてみてください

 

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Gジャン 衿リペア

通常は折り曲げのヘリが劣化することが一般的ですが

このようにヘリが擦り切れてパックリ割れる事も稀にあります

結構隅から隅までパックリ割れています

 

袖口などではよくあるんですが、衿の場合は袖の修理の様に合わせたままで糸入れ補強は出来ません

衿は非常にデリケートな部分ですのでこのような場合は、表衿と裏衿をそれぞれ単独でリペアしたのちに合わせて縫い上げます

いつものことなんですが仕上がり画像は撮るり忘れて返却しちゃいました( ;∀;)

 

 

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Gジャン袖口 リペア

なかなかヘビーな劣化状態です

この状態ですとデニム移植しての加工になります

リペアで注意したいことはやり過ぎに注意!です

画像の様に袖のヘリはあえて切りっぱなしで差し込みます

ここまで劣化進行している袖口にヘリを作るとかえって不自然になります

補強糸も入れすぎには注意!硬くならない程度がいいです

反対の袖もこんな感じで仕上がりました

 

Gジャン 衿修理

劣化というか擦り切れを通り越して破れ状態の衿です

ここは一旦身頃から外した状態で衿を修理します

 

衿下の見頃部分もスレて横糸状態になっていますので

ここはグレー系のシーティングで当て布して補強

衿は修理後裏と表を反対にして付け直しました

衿の裏側は概ね無傷な状態ですので、、、、、

 

ジーンズシルエット調整 

ワタリから裾幅まで全体的に細くする場合のセオリー

先ずはインシームを分解していきます

左右の裾から中心迄分解して開き状態です

奥が前見頃で手前が後ろ身頃です

比べてみると一目瞭然ですが手前の後ろ身頃の方がかなり広いのが分かります

一般的なジーンズですと概ねこの作りになります

ワタリ(腿周辺)を細くしたい場合は概ね回り寸法で4センチ並みが限界になります

前見頃を1センチに対して後ろを3センチ並みのバランスでお詰めすると違和感ないシルエットで仕上がります

一方で膝から裾にかけては結構大胆にお詰めすることもOKです

眠ってしまっているジーンズもシルエット変えて一新できます

一般的な作りなもので4400円~6900円程でシルエット調整できます