ジーンズ 裾移植による丈詰め

丈詰めしたいけど、、、自然に出ているアタリ感を残したい。

誰もが思いますね。今回は裾の移植加工についての解説です

詰めたい長さにカットします。

デニムは厚みがあるので極力余分な部分はカットアウト

基本はもともとあるステッチの上から1.2センチ(ステッチ幅プラス0.2センチ並)ほど残しておけばOK

ここからが問題なのですが、裾移植の最大の難点は厚みが異常に出てしまう点です

厚みが出ると、「めちゃくちゃ硬くなって綺麗にクッションがでない」「ミシン針が入らない(縫えない)」等のデメリットがあります

そこで余分なインシームやアウトシームをカットするテクニックもありますが強度が落ちてしまます

そこで当店では厚い部位分(拝み倒し縫い)を薄く(割り縫い)に縫い戻して加工します

この作業で最大7枚重なってしまう部分を5枚に軽減できます。

加工後つなぎ合わせれば完成です

さすがにチェーンステッチで掛け直す事は厚みがあり過ぎて困難ですが、チェーンで過ごした期間のアタリ感はそのまま残せます(オンスの軽いデニムはチェーンで打てる場合もあります)

自然なクッションに拘るか、見た目に拘るかは悩むところですね

 

裾移植加工は4400円~(インシームにステッチのある拝み倒しのデニムは概ね5500円になります)