今回はベルトループのリペアです
軽度な劣化はベルトループを一旦外して修理後につけ直す加工で処理しますが
今回のループは以前一度修理したものがまた劣化してしまったようですので
材料のジーンズから似ている色気の物をチョイスして同等の形に作り直します
長さは問題なかったのですか幅が合わなかったので作り直しました
裏のほつれ止めロック始末と、ステッチを入れて完成です
ベルトループも釦ホール、股スレ同様に劣化を放置しては手遅れになる部分ですのでたまには確認してみましょう
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今回はもともとクラッシュ加工が施され、横糸残しのクラッシュで
消失してしまった横糸の引きなおし(移植)です
画像の様に横糸が切れて消失&左右にへばりついています
ここは残っている横糸だけではあきらかに足りないためシロモを使って
横糸の量を補助します
横糸を整えてミシンで縦方向にたたきつけて完成です
※横糸だけで移植する事も出来ますが、
やはり当て布と糸抑えしませんとすぐまた切れてしまいます
相当な生地痩せを伴った末に膝がL字に裂けていました
多分17オンスくらいはあったデニムだとは思いますが10オンス以下の感じでした
この状態ですと狭めに修理した場合は当て布の境目からすぐ切れてしまいますので
このように縦を50センチ並み横20センチ並みに広く当て布(当て布は横糸の色と同色のオフ白)をしてミシンたたきで50番手の細い糸で押さえます
破れた現場は当て布を2重にして糸も細かく入れておきます
基本デニムの場合縦落ち方向に糸入れしますが
「縦裂け」の部分はやもえず横に糸入れします
※縦裂けに縦糸を何十本いれても強度の意味をなしませんので、、、
仕上がり画像です
右足もだいぶ伸びてきていますので破れる前に補強しておくことも一つの手段です
これで加工料は6000円程です
先日は急なお休みをいただきすみませんでした( ;∀;)
元気に復帰しております<(_ _)>
Gジャンのリペアは案外ジーンズよりも痛む箇所が多いです
衿の擦り切れだったり、袖口の擦り切れだったり、脇下の巻き縫い、肩ヨークのスレ、短冊開きのほつれ、カフス及びカフス周辺のスレ、裾のスレ、ボタンホールの劣化、チェーンステッチの擦り切れ等々あげればキリがありません
今回も一通りのリペア後の検査検品で横糸消失部を発見
アップ画像でみますと
修理後(Gジャンの場合は場所によりグレーの補修布を使っています)小指の詰め半分ほどの横糸消失部を発見
こんな場合は似通った横糸を材料の中からチョイスしてここに嵌めこみます
仕上げに50番手の糸で叩き込めば完成
Gジャンの劣化もあきらめて引退させる前にご相談ください(^^)