11/1 道具は職人の命

「道具は職人の命」なんて見出しで

少しカッコつけてみました(^^)

 

この鋏は通常「裁ち鋏」といます。

昔は「ラシャ鋏」ともいって

舶来の生地の事を「ラシャ」と呼んでいて

厚手の羊毛素材を切る鋏は当時日本になかったことから

「ラシャ鋏」と呼ばれていたようです。

当店ではデニム素材を専用に裁断するのに、この「裁ち鋏」を使います。

歯先は地鉄と鋼を付け合せたもので

焼を入れ、反りを合わせて仕上げる鋏で

最近ではステンレス製のものもありますけれど

やはり砥ぎを入れながら長く愛用するならコレに限ります。

今回は少し大きめの280ミリタイプを購入してみました。

今までの240ミリタイプよりもずっしりとした

重厚な切れ味感があります。

無論240ミリは砥ぎ出しから帰ってくれば

また元の切れ味を取り戻してくれるでしょう(^^)