「道具は職人の命」なんて見出しで
少しカッコつけてみました(^^)
この鋏は通常「裁ち鋏」といます。
昔は「ラシャ鋏」ともいって
舶来の生地の事を「ラシャ」と呼んでいて
厚手の羊毛素材を切る鋏は当時日本になかったことから
「ラシャ鋏」と呼ばれていたようです。
当店ではデニム素材を専用に裁断するのに、この「裁ち鋏」を使います。
歯先は地鉄と鋼を付け合せたもので
焼を入れ、反りを合わせて仕上げる鋏で
最近ではステンレス製のものもありますけれど
やはり砥ぎを入れながら長く愛用するならコレに限ります。
今回は少し大きめの280ミリタイプを購入してみました。
今までの240ミリタイプよりもずっしりとした
重厚な切れ味感があります。
無論240ミリは砥ぎ出しから帰ってくれば
また元の切れ味を取り戻してくれるでしょう(^^)