女子は空前のスカートブーム到来で
デニムをスカートにカスタムリメイク
今回はお客様のご依頼で
ややAライン気味の膝丈のスカートに
数年前お気に入りで履いていたバギーもしばらく出番がないので
やもえませんね。
加工料はジーンズの作りによりますが4500円~6000円程です
タンスに眠っていたら是非☆
女子は空前のスカートブーム到来で
デニムをスカートにカスタムリメイク
今回はお客様のご依頼で
ややAライン気味の膝丈のスカートに
数年前お気に入りで履いていたバギーもしばらく出番がないので
やもえませんね。
加工料はジーンズの作りによりますが4500円~6000円程です
タンスに眠っていたら是非☆
一般的なチェンステッチのミシンならば
部品もあるのでメンテナンスも容易なのですが
1955年~60年代のミシンの部品となれば
現在日本のJUKIに買収(1988年頃)されたユニオンスペシャル社ではもちろん作っておらず
ゆえに部品を手に入れようとすれば一般的には800円程度の部品も20000円並みになります(T_T)
作り自体もレトロなので調整もたいへんなのですが
そこがこの魅力のミシンなんですね。
こうしてカバーを外して中の細かい糸くずは定期的に除去
オイルの過不足にも注意を払いながら大事に使っています
お客様のご要望で
ポケット口にピラミッド型のスタッズを装飾
スタッズは1センチ間隔でマーカーしても実際打ちこまれる角度が
素材の重なりその他の条件で必ずしも垂直には打ちこまれないことから
コンマ数ミリ~一ミリ程度の間隔や整列の誤差が必ず生じるのですがそれがまた
一個づつ手作業で入れたアジな仕上がりを生みます
股下回りのリペアも膝や腿同様
従来はダメージ感を残すために画像1の様に
横糸が残った状態で裏側から当て布を施す加工にしておりました
画像1
お客様からのご要望も含めまして
「横糸の白い部分を残さない方がよい場所」と判断し
今後お客様からの特別なご要望なない場合は
横糸(白い部分)はカットアウトしてデニム移植で画像2の様に
目だたないように加工する方法に変更いたしましたのでお知らせいたします。
シーンズをリペアする場合に仮止めに用いる接着剤は
通常「手芸用ボンド」を使う事が一般的です
ただ近来の手芸用のボンドはとても優秀で液材は
左側を見てお分かりのように白いゲル状のものですが乾くと
透明になります。
ですのであらゆる部分の仮止めとして用いるには非常に便利です。
ただ一部「酸性」の成分が混入されているために半年1年2年と経つごとに
黄色く変色してきます。
ちなみに写真のアルバム等の表のビニール等にも
酸の成分があって写真が茶色く変色してくることがあります。
写真が古ぼけて焼けてきているのではなく表のビニールカバーの成分が
原因の場合がある様です。
話がそれてしまいましたがそんなワケで当店では酸の含まれる
手芸用ボンドの仕様は控えて
「ヤマト糊」を使って独自の接着剤を調合しました。
「ヤマト糊」は白のYシャツ等の糊づけにつかわれるように
白い生地にも変色したりというリスクがありませんし
水洗いで仮止めの接着は流れ落ちますので永く着用する場合も安心というわけです(^^)
ベルトループの上部が完全にきれています
上部が劣化してして切れるパターンは
ややヒップハング目のジーンズの場合が多い様です。
立ち座りの時に下がる後ろ側のウエストラインをベルトで支えている事が要因と考えられます。
この様な場合はベルトループごと他のデニムのものと交換の方法もあるのですが
比較的広めのベルトループでしたので同じものがないので
ベルトループをジーンズから外して分解したのちデニム移植で補強して付け直せばベルトループリペア完了
バックポケット口もサイフの出し入れその他で劣化しやすい場所です
ここまで劣化が進行しますとデニムの移植加工が適切なので
一旦ポケット口周辺を分解します。
ここの部分は横糸残しをしてもあまり意味がない事と強度が求められる場所なので
デニムを移植して目立たない様仕上げるために残った横糸はカットアウトします。
その後デニムを移植して縦方向に糸入れ補強
元の位置に縫い直してリペア完了
バックポケットの劣化は概ね
財布の角が破れる事が一般的ですが
この様に部分的な穴の劣化はめづらしく
しかもお客様からは「穴は塞ぐのではなく、ボタンホールの様に糸まつり」
という補修依頼でしたので
こんな具合に糸入れをして完成
後日お客様から画像付きでお礼を頂戴しました
なるほど!財布のコンチョが当たって破れた場所だったわけです
今回のボタンホール修理は
完全にホールが切れてしまっています
このような場合はホールを部分的にデニム移植で一旦潰します
(ホールとしての原型がない劣化している場合は完全に一旦縫いつぶします)
前方部分を縫いつぶしてホールの形にカットします。
ホールの形を整えたのち手まつりで糸入れして完成です
ボタンホールは縫い潰して作り直した直後は硬さがでますが
使い込んでいきますと馴染んできます。
まずはネオバーボタンを分解して外したあと
ネオバーの穴部分を補修します。
ファスナーがつく環境を整えてからYKK-NO4 ジーンズ用ファスナーを付けて完成
よく画像のような場所が穴になっている劣化があります。
巻き込んで踵で踏み擦り切れた場合やロールアップで擦り切れた場合等の様です
この様な場合は穴の部分だけにデニムを移植しますと
重みと段差で外にまくれあがってきてしまいますので
部分的に裾のステッチを外してヘムの中に迄デニム生地を入れて
ステッチを打ち直した方が安定します。