踵の擦り切れは
デニムを移植します
色合わせは非常に難しいので
移植した感は出ますが
使いこんでいくうちに一体化してくるので不思議です(^^)
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今回のリペアは、膝破れ
ジーンズの各部分の中でも、劣化しやすくリペアの多い部分で
体との摩擦で縦糸が先に劣化して消失し横糸が残っている状態のような修理は
裏側から生地痩せ具合に見合った厚みのシーティングの当て布を
現場と現場回りの一重または痩せ具合に応じて二重に施して
縦方向に細い50番手の糸を適度に糸入れして補修します。
糸色は数十色あるネイビーグレー系色で一番適している色を選びました。
もし横糸が消失してしまっても
横糸移植をして自然に仕上げることも可能です
記☆大野
前ポケットはポケット口の劣化及び
袋地の破れ、穴等の修理になりますが
今回はポケット口が1センチ以上擦れて消失していて
ポケット袋は生地痩せを伴って破れているため補修は不可能でしたので
新しく作り直す加工になりました。
前ポケットはベルトラインサイドラインをヘビーに分解します。
画像は右ポケットの袋地の展開図になりますが
コインポケットは先につけておきます。
使用頻度や袋地の素材にもよりますが10年以上ヘビーに使いますと
袋地も交換になるケースがあるようです。
master
新年明けましておめでとうございます。
昨年中はご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
今年は税制改正など躍動の年になりそうです
今年も一年お客様に愛されるお店をめざしてがんばりますので
宜しくお願いおたします。
master 須田正喜
1月4日より通常営業いたします
今回のリペアは ”コインポケットの避け補修” です。
このような 直しの場合は
スタッズとコインポケットを 一旦はずして
破れている部分にデニムを移植しリペアします
腿や膝部分の落ち感が重要な部分には薄手の生地(シーティング)を選びますが
力が加わる部分には 強度の強いデニムを移植します☆
破れ部分を十分補強して 元の状態に縫い戻し
当店で用意したスタッズを打ち込めば 完成です。
ジーンズの仕様にもよりますが
リベット代込みで2000円前後程で 修理できます。
記☆大野
いつも当店をご利用いただきましてありがとうございます
このたびクレジット決済のシステムを導入いたしました。
ご利用方法は簡単です
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送付のメールでクレジットご決済頂けるシステムとなっております。
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tel 0436-63-3848
注:一部お客様の通信環境によってご利用いただけない場合もございます。
(パソコン、スマートフォン、タブレットの場合は概ねご利用いただけると思われます)
関東もやっと涼しい秋風で暑さをしのげる季節になってきました。
このところ益々問い合わせや要望が多いのが
裾幅詰めおよび全体的なシルエット調整
トレンドの傾向で履かなくなったベルボトムやブーツカットを
ストレートやスキニーにするパターン
画像のパンツはお客様からの要望ではなく
当方のネットショップでスキニーにカスタムして販売するパンツです。
ブーツカットを細いスキニーにシルエット調整しました。
ワタリを1センチ、膝幅も1センチ、
21センチ並みにあった裾幅を14.5センチ並みに絞ってあります。
ピカデリーは1977年Clever Boys社のパリ発ブランドで
ストレッチを使用したスタイリッシュなジーンズとして
ヨーロッパ中で人気がありました。
それこそ日本で入手するにはネットもない時なので
上野のアメ横に殺到して買い求めるファンも多かったブランドです。
画像を見てお気づきのように30年前の股上が深いパターンです。
あの頃はメンズのパンツより
レディースのパンツの方がまた上の深い時期でした。
股上の深いパターンがもてはやされてきていすので
古いデットストックを買い上げて
シルエットをイマドキにカスタムリメイクして完成!
Piccadilly jeans/ピカデリージーンズのストレッチブーツカットも
イマドキバージョンで復活です☆
千葉もやっと少しだけ涼しくなってきました。
夏場短めのショーツで過ごしますとなかなか長いパンツは
涼しくなるまで履けないものですが
そろそろショーツからジーンズへシフトチェンジする時期がきました(^^)
「ユニオンスペシャルで丈詰め」の図デス。
ジーンズの表を見て縫いこんで
裏側がチェーン状に編まれます。
針を落とすピッチ(幅)と上下の糸の引きの強弱で
チェンの膨らみの顔が変わりますので
調整の仕方一つでゆるくふっくらと仕上がるチェーンもあれば
きっちり締まったチェーンにも仕上がります。
緩いと万が一、一か所劣化しますと一気にチェンが
ほどけてしまうケースがありますので
当店では30番もしくは20番(8番までご用意はあります)の綿糸で
やや締まり気味のチェンで仕上げます。
因みに、このチェーンを表側に出す手法もあります。
「リバースチェーン」という縫い方で
要は裏を見て縫って、表側にチェーンを見せる縫い方ですね。
今回ご依頼のジーンズもまだリジットに近いので
よいアタリ感が出てくると思います。
既成で打たれているスタッズは
同じスタッズを等間隔均等に打ち込んであるものがほとんどの様です
カスタムの魅力はこの不均等間ですね。
劣化の大きい膝の破れをのリペアをご希望いただいたジーンズです。
一見腿の破れは小さいのでこのまま放置しておいても問題ないように見えますが
実はこのような場合は、
膝下から腿までの広い範囲で「生地痩せ」が生じていて
膝周辺だけを狭い範囲で補修しますと
すぐに二次的に破れてきてしまいます。
ジーンズをリペアして長く愛着していくコツは
開いてしまった穴よりも「生地痩せ」部分のリペアが重要かもしれません。
特に膝から腿は一体に繋がってデニムの裏側と体の摩擦で
生地痩せが生じてきます。
膝の方が摩擦頻度が強い分、概ね先に破れますが
腿も生地痩せしていないか注意が必要です。
ジーンズを電灯等にかざして、透かしてみると
摩擦で生地が薄くなっている部分がよく分かりますので、
穴の開く前に「あらかじめ補修」しておくとよいかもしれませんね。