
まずはネオバーボタンを分解して外したあと
ネオバーの穴部分を補修します。

ファスナーがつく環境を整えてからYKK-NO4 ジーンズ用ファスナーを付けて完成


まずはネオバーボタンを分解して外したあと
ネオバーの穴部分を補修します。

ファスナーがつく環境を整えてからYKK-NO4 ジーンズ用ファスナーを付けて完成


よく画像のような場所が穴になっている劣化があります。
巻き込んで踵で踏み擦り切れた場合やロールアップで擦り切れた場合等の様です
この様な場合は穴の部分だけにデニムを移植しますと
重みと段差で外にまくれあがってきてしまいますので
部分的に裾のステッチを外してヘムの中に迄デニム生地を入れて
ステッチを打ち直した方が安定します。


バックポケット口の裂けは一旦ポケットを外すのですが
隠しリベットを壊して外します。
打ち直しは効きませんので隠しリベットはなくなるのですが
現在の隠しリベットは補強の役割はほとんどありません。
この様にアタリ感を出す雰囲気作りの一環の様な存在ですので

アタリ感が既に出てしまえばあまり必要性はない代物ですから
頑丈に補強するための方法としては外してしまった方が懸命な選択の様です。

ボタンホールは劣化が進行して
ホールの形が崩れますと一旦潰して作り直しになりますので
早め早めのリペアが肝要な場所です。
今回はホールの回り部分が劣化してきていましたので下地のデニムを補強して
その後に糸入れ補修しました。
毎度当店をご利用頂きましてありがとうございます。
本日より消費税アップに伴いまして料金設定が変更になりますので
宜しくお願いいたします。
JEANS REPAIR MASTER by fukuya suda
URL: https://jeans-repair.com/
Mail: msuda@peach.ocn.ne.jp
TEL 0436-63-3848 (日曜定休)
master須田

バックポケット上部の劣化の場合は
物の出し入れの摩擦でこの様に劣化することがあります。
横着してそのままリペアするよりも、
ここは一旦バックポケットを部分的に外して
裏に入れる補修布を広くとってあげた方が丈夫に仕上がります
隠しリベットなどがある場合、リベットの打ち直しはできませんが
もう角の当たり感も十分でていますし隠しリベットの役割も終えてますので
劣化優先でリペアしてあげる方が正解ですね。
前ポケットは
底付近やポケット口の劣化はちょっとした分解でリペアできますが
画像の様な場所や全体的に劣化してしまった場合は
ベルトラインからサイドラインの分解を伴って
袋を新しく交換する方法でリペアします

加工料 4500円~5000円程です。

今回のリペアは、膝破れ
ジーンズの各部分の中でも、劣化しやすくリペアの多い部分で
体との摩擦で縦糸が先に劣化して消失し横糸が残っている状態のような修理は
裏側から生地痩せ具合に見合った厚みのシーティングの当て布を
現場と現場回りの一重または痩せ具合に応じて二重に施して
縦方向に細い50番手の糸を適度に糸入れして補修します。
糸色は数十色あるネイビーグレー系色で一番適している色を選びました。
もし横糸が消失してしまっても
横糸移植をして自然に仕上げることも可能です
記☆大野
前ポケットはポケット口の劣化及び
袋地の破れ、穴等の修理になりますが
今回はポケット口が1センチ以上擦れて消失していて
ポケット袋は生地痩せを伴って破れているため補修は不可能でしたので
新しく作り直す加工になりました。

前ポケットはベルトラインサイドラインをヘビーに分解します。
画像は右ポケットの袋地の展開図になりますが
コインポケットは先につけておきます。
使用頻度や袋地の素材にもよりますが10年以上ヘビーに使いますと
袋地も交換になるケースがあるようです。
master