サイドからマチ入れして
このような出来上がりになりました。
状態が分かるように明度を上げて画像添付してあります。
素材が綾目の強いタイプでしたので
マチ入れの際、綾目の方向もできるだけ合わして加工してあります。
かなりボッテリとした厚手にの素材でしたので
やはり同等の厚みの素材を入れませんと
ウエストラインのカーブにマチ入れする素材が負けて
なかなか綺麗に整いませんので
素材感もマチ入れの際は注意が必要になります。
サイドからマチ入れして
このような出来上がりになりました。
状態が分かるように明度を上げて画像添付してあります。
素材が綾目の強いタイプでしたので
マチ入れの際、綾目の方向もできるだけ合わして加工してあります。
かなりボッテリとした厚手にの素材でしたので
やはり同等の厚みの素材を入れませんと
ウエストラインのカーブにマチ入れする素材が負けて
なかなか綺麗に整いませんので
素材感もマチ入れの際は注意が必要になります。
この画像は説明なしだと
夏だけに昆虫かなんかに見えちゃいますね(^.^)
通常ウエストのサイズを大きくする場合は
両サイドを分解してマチ入れ(別の生地を間に挟み込む)してサイズアップします。
ジーンズの場合サイドライン際には通常リベット等がありますので
リベットやスタッズは壊していったん外して
加工後に近い雰囲気のリベッ等を打ち直します。
そして一番問題なのがベルトラインで、
ジーンズの場合はベルトラインと身ごろは完全に独立していますので
ベルトラインに関してはサイドに切り込みを入れてマチ入れする様になるため
この部分の見え方には多少難が出ることは否めないのですが
メンズ物も場合は大概ベルトをしますのでベルトで隠れてしまいます。
生地入れして出しますのでいくらでも出てしまいますが
ラインやシルエットを考量しますと8~10センチ程度までがお勧めです。
ジーンズ直し(サイズ調整) サイズ直し、丈詰め出し、ウエスト詰め出し、
裾幅詰め ワタリ、股上詰め等の ご依頼や料金明細は此方からどうぞ
レディース専門(一部メンズあり)で
児島の国内生産で人気の
5年ほど前、有明のビックサイトでの合同展示会で
ミシンをディスプレーしたベティースミスの展示場になんとなく惹かれてから
長いお付き合いで取引をさせていただいてるんですけど
今日はコレから都内の展示会場で秋冬の受注会にいくところです。
とにかくシルエットが凄く綺麗で一人のお客様で4~5本は色違い柄違い等で
買ってもらっている程です。
当店のネットショップmasters volanteでも販売してます。
ベティースミス ではオーダーデニムも扱っているようですので
興味のある方は是非覗いてみてっください。
「ここまで破れてても履いてたのぉ~~」
ってゆうふうに普通は思うのですけれど
マタスレは意外に本人にまったく気付かないうちに
進行してしまう劣化場所なんです。
とくにややヒップハング気味に履いているため、
股の部分は弛みで覆われますし、
まして後ろからでなければ確認もできない場所だけに
ある日気がつくと「こんなに切れてたのぉ~~」
ってびっくりする様です。
膝や腿とかのスレや破れは
多少放置しておいても味のうちかもしれませんが
ことマタスレに関しては早期発見、
早期修理をお勧めします。
リペア方法は、横糸が消失している部分は
横糸移植と裏側から柔らかめのシーティングの当て布を施して
縦落ち方向に合わせて細かく糸入れ補強するのですが
この時注意しなければいけない事は
頑丈にしようとして糸入れの量を必要以上に増やしますと
かえって逆効果です。
最低限の糸入で柔らかさが若干残るほうがかえって
柔軟性があってしっかり仕上がります。
ジーンズ リペア(修理) 膝の破れ、お尻の擦り切れ、等の
そういえば今年の夏休みは
ジーンズ発祥地「児島」へ行く予定!
そんなワケでネットで調べた
児島ジーンズストリートマップ です。
児島の商工会さんが提供してるマップなんで
若干堅めですけど興味のある方は覗いてみてください(^^)/
画像は左足が元々のシルエットで
やや太めのブーツカットですね。
裾幅は26センチほどあったので、
右足は裾幅を17センチ、膝頭で19センチ並みにまで細く絞って
ワタリラインにかけては縫い消したシルエットに調整。
26センチの裾幅を17センチまで細くする場合は
10センチ並みにほそくしますので、
外サイドと内側サイドの両サイドからの調整にしませんと
元々のシルエットによっては無理なライン取りになります。
シルエット的にはテーパード、サルエル風な仕上がりですね。
コレをも~~っと極端に裾幅15センチ膝幅16~17センチ程度で
渡りラインにかけて縫い消すと、いわゆる「ジョッパー」的なシルエットになるわけです。
裾から膝頭へかけてのシルエットラインはやや直線気味なので
問題なく引けるんですが膝から渡りラインにかけては相当熟練な経験がないと
カーブラインがバランスよく引けない難しい部分です。
お手持ちで履かなくなったやや太めのデニム等は
こんな風に細く絞りこんでみたら復活しますよ(^^)
ジーンズ直し(サイズ直し)ウエスト詰め、丈詰め、裾幅詰め、ワタリ詰め等の
今回のリペアはうっかりビフォー画像は撮りわすれましたが
踵の形にバッチリ擦り切れていました。
このよう場合はいたん裾のステッチは外して
のばした状態からデニム生地を移植して
縦方向に糸入れしてたたきつけます。
なかなか色のチョイスが難しい部分です。
デニム修理(リペア) 膝破れ、股スレ 裾破れ 裂け、等の
こんな感じに完成です。
平置きなのであまり細くみえませんが
実際履いてみると膝上丈でスッキリ細いシルエットです。
昨今のメンズシューツもシルエットが変化してきましたね。
膝上丈の細身が主流になってますので
このアメリカンイーグルのブリーチショーツも
渡りから裾にかけて回り寸法で約6センチ(渡りは4センチ程度)細くします。
基本詰める場合のバランスですが
前身ごろ4、後ろ身ごろ6、くらいのバランスで詰めます。
同等に詰めますと縫い線が前部に出すぎてバランスを崩しますので。
ジーンズ直し 裾幅詰め、丈詰め、シルエット直し等の
シルエット調整で一番重要な事は
やはり縫い線のライン取りですね。
ウエストでもヒップでも
渡りまわりや裾幅調整などでも
寸法的には足し算引き算なの世界ですが
サイズやシルエットを変えるときに辿るラインが
善し悪しのすべてを決定付けます。
直線定規やカーブ定規も勿論使うんですけど
結局重要な部分は長年培った手書きのラインが
自然で違和感のない仕上がりに最も大切のように思います。
こういう切れ方は
ある日突然バックリ切れます。
生地痩せが進行して切れやすい状態で
付加がかかって一気に切れるパターンですね。
このような場合は現場の切れている部分には6~8オンス程度の
厚手のシーティングをかまして
その周りを平織りの薄いシーティングでカバーして
全体的に縦方向に糸入れしておけば自然な風合いで仕上がります。
いつも言うのですが
裂けや破れや穴の場合でも
ただ頑丈に仕上げても結果2次的劣化につながりますので
周りの風合いと同化させるようにリペアするのが
コツのひとつかと、、、、、