ポケット口のリペアはお早め早めで、、、
ここまで劣化してしまうとデニムを移植補強になります
材料用のデニムの前ポケの同等なカーブラインを切除
内側に芯の様にはめ込みます
縦方向に糸入れして
仕上がりは劣化を残しつつヘリがきちんとしている仕上がりで、、、
ポケット口のリペアはお早め早めで、、、
ここまで劣化してしまうとデニムを移植補強になります
材料用のデニムの前ポケの同等なカーブラインを切除
内側に芯の様にはめ込みます
縦方向に糸入れして
仕上がりは劣化を残しつつヘリがきちんとしている仕上がりで、、、
ありますね
予想以上に縮んでしまう事
そのような場合は裏打ち加工で丈を出します
基本裏側にヘムとしてとってある元々のボディーの部分を表に出して
裏側のヘムを別のデニムで代用する加工です
このジーンズはもともとのステッチ幅がやや広めでしたので1.8センチ並みに出せました。
丈感を気にする方は1センチでも大事ですね
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ジーンズは、
シルエット、素材、履く方の体系、生活パターン等により
劣化の状態は様々です
例えばこのジーンズ
特別どうしようもなく劣化してる部分はパッとみありません
そのかわり、膝下から腿、左右前の股すれが、
ジワジワと同時に進行しています。
髭ラインの根本からジワジワと
先端からもジワジワと
前立てのアタリによっての劣化、ワタリラインの段差の劣化等
このような場合、部分部分の劣化補強はかえって劣化を進行させますのでまず全体をシーティングで覆います
特に生地痩せが進行してる部分部分は2枚(生地の厚みに強弱)をつけて
縦方向に糸入れしていきます
糸を入れる分量も場所場所によってピッチを調節しますが、糸の入れすぎで硬くしてしまっては逆効果、
体とデニム生地の接触を遮断するだけで充分進行は食い止められますので。
仕上がりはこんな感じ
一見しても、ビフォーアフターに明確な違いは見れませんが
劣化の進行は食い止めたリペアです
ジーンズの劣化の見え方もかっこいい要因ですので(^^)
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案外よくあるバックポケ下の劣化
体系やジーンズのシルエットにもよりますがバックポケットの段座が原因の一つです
経糸が切れて横糸が露出しているジーンズ特有の劣化で
これはコレで味の一つでもありますがこのまま放置すればいずれ横糸もなくなりお尻が出てしまいます
ここは一旦バックポケットをはずします
以前は外さずに加工していました。
そのほうがバックポケットのステッチの縫い直しもなく簡易にできるので料金も抑えられましたので、、、、、
ところがもっと永い目でみると、いずれバックポケット自体が劣化したときは容易にバックポケットが外せなくなる(バックポケットの端に補修糸を乗せて強度を出すため)不具合がでるため一旦バックポケットを外して加工する方法をお勧めしています
※バックポケットの劣化進行が予測されない場合は外さない加工の選択肢もOKです
今回はこの状態でまず裏から補強のシーティングを入れて縦方向に糸入れ
表面
裏面
生地痩せしている部分までやや広めにやっておくほうがいいでしょう
そしてバックポケットを閉じればリペア終了
これなら後々バックポケットに劣化が生じても普通にリペア可能です
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新しくてもこんなことがあります
端縫いの糸がごっそり抜けています
原因は
1、マシンのホール縫いの掛かりが浅かった事
2、針目のピッチが細かすぎて下地が弱ってしまった事
3、もともとデニム素材自体の打ち込みが甘い
など考えられます
まずは抜けてしまった余分な糸はカットアウト
この段階で50番程度の糸で下地補強
下地がしっかりさせてから手作業でホールをまつれば完成
ホールの糸まつりの基本は
「あまり必要以上に糸を入れすぎない」
「少し広めのピッチで手まつり」
膝の破れやそのほかの劣化もそうですが過剰な糸入れはかえって状態を「悪くします
ボタンホールならネオバーボタンの足のかかる前方をややしっかり目に入れて
後ろは負担がかからないので甘めに入れたほうがボタンの脱着もスムーズで無理な力がかからず長持ちします
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ジーンズの股スレリペア
以前も数か所修理させていただいております
コレは腿から膝にかけての劣化破れ補修
そしてこれは袋地の底補強
そしてお尻回りの及びバックポケット、バックヨークの生地痩せ
とても大切に履きこまれているデニムです
なんとなくですがリペアしていると感じます
まだまだ履けるよう頑張ってリペアしなきゃなって思わせるジーンズです
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生地痩せが進行すると縫い線に並行した部分が切れる傾向は多いようです
簡易に加工するならバックポケットを外さない方法も選択できますが
将来的にバックポケット自体の劣化を修理するためには
セオリー通り外して加工したほうが丁寧なリペアといえます
外した状態でまずは補強作業を完了
その後ポケットを元通り縫い合わせれば完了
裏側はこんな感じに補強布が入ります
やはり外した方が劣化部を広く補強できますし
手間はかかりますがこの方法がベストですね
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かなり大事に永く履いたデニムのようです
半分以下に痩せた膝周辺の中央がこらえきれずに横裂けして
そのままの状態でしばらく着用して横糸も劣化、、、、、
のような状態です。
今回は「リメイク風にリペア」というご依頼でしたので
切れた分の横糸は移植してまず全体を整え
ここから通常は50番手の細い糸で目立たず糸入れするのですが
20番手の太目の糸を不揃いに入れます
補足ですがこのジーンズは俗にいう「縦落ち」ではなく「横落ち」して見えます
横糸がさらしで経糸がインディゴで染めてある一般的な織のに「横落ち???」
どんな織り方すれば???まだまだデニムの世界は深いです。勉強不足で<(_ _)>
ちなみに裏はこんな感じ
なぜブルー系の当て布じゃなくて晒しなの?っていう疑問の説明はもういいですよね(^^)/
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一度買ったメーカーさんで直した膝補修がさらに敗れた状態です
表からだとわかりにくいのですが
裏を見ると
ちょうど補修の境目から横裂けしてしまったようです
メーカーさんの修理方法をみますと
チョイスした当て布は軽い素材を選んでいますので正解です
ただ縦方向に補修したミシンたたきステッチの量が多すぎたようです
この半分~3分の1程度で十分なんです
丁寧にと思うと少しでも頑丈に、、、そして傷を糸で隠す様に、、、
と思いがちですが、かえって重さと硬さが出て2次的に劣化する原因になります
下の画像は当方でその後修理した裏側です
生地ってどうしても四角く切りたくなるのですが
実際ダメージを均等に受けている範囲は丸くラウンドしていますし
こうすることで横裂けも防止されます
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