Gジャン 衿修理

Gジャンの衿の擦り切れは長年愛着していますと避けられない劣化です

一旦衿は外してまず擦り切れを修理します

ここまで擦り切れていたら衿を「どんでん返し(裏と表を反対に付け直す事)」して

折って隠れていた裏部分を表にして付け直す方法をとります

衿をアンコに乗せてカーブをつけながら水蒸気で整形し直していきます

形が整って来たら本体に付ければ完成

幸い色の違和感もなくいい感じに仕上がったと思います

衿はパーツの中でも最もデリケートな場所ですので仕上げは慎重に

そんなワケで裏側はこの通り表の擦り切れが入り込みます

ここで最も注意したいことはこの擦り切れ修理を厚出の布を入れたり糸入れのミシンたたきを必要以上に入れすぎると衿が綺麗に整形できなきなくなります

衿の裏側はほとんどといっていいほど劣化消耗はしませんので極力軽めの修理でOKです

Gジャンも「衿」「袖口」「裏のチェーンステッチの擦り切れ」等々様々に劣化してしてきますのでリペアの際はご相談くださませ(^^)

 

ジーンズ 横糸部分移植

ジーンズの劣化穴修理の選択は概ね2択です

〇周りに出来るだけ近い色のデニムをはめ込む

〇周りの雰囲気に合わせて横糸移植

どちらも有効でもあり、欠点もありありますが今回は横糸の部分移植です

上記のデニムは相当履きこまれて膝や腿にも横糸残りの部分が多数ありましたので、横糸移植を選択しました

横糸もデニムによって白かったり黄ばんでたりします。今回は黄ばみ染めしたシロモを使用します

通常大きく穴になっている場合は裏からシーティングとともに入れ込みますが画像の様に小さな場所は上から部分移植します

長年履きつくした感を損なわない様に仕上げました

 

 

 

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ジーンズ 裾移植による丈詰め

丈詰めしたいけど、、、自然に出ているアタリ感を残したい。

誰もが思いますね。今回は裾の移植加工についての解説です

詰めたい長さにカットします。

デニムは厚みがあるので極力余分な部分はカットアウト

基本はもともとあるステッチの上から1.2センチ(ステッチ幅プラス0.2センチ並)ほど残しておけばOK

ここからが問題なのですが、裾移植の最大の難点は厚みが異常に出てしまう点です

厚みが出ると、「めちゃくちゃ硬くなって綺麗にクッションがでない」「ミシン針が入らない(縫えない)」等のデメリットがあります

そこで余分なインシームやアウトシームをカットするテクニックもありますが強度が落ちてしまます

そこで当店では厚い部位分(拝み倒し縫い)を薄く(割り縫い)に縫い戻して加工します

この作業で最大7枚重なってしまう部分を5枚に軽減できます。

加工後つなぎ合わせれば完成です

さすがにチェーンステッチで掛け直す事は厚みがあり過ぎて困難ですが、チェーンで過ごした期間のアタリ感はそのまま残せます(オンスの軽いデニムはチェーンで打てる場合もあります)

自然なクッションに拘るか、見た目に拘るかは悩むところですね

 

裾移植加工は4400円~(インシームにステッチのある拝み倒しのデニムは概ね5500円になります)

 

価格改定のおしらせ

いつもご利用いただき誠にありがとうございます

2025年2月より、随時料金を改定させていただきます

物価の上昇、人件費引上げ(昨年10月より千葉県最低賃金引上げ)等を鑑み現在の価格を改定させていただきます

 

ご理解のほど宜しくお願いいたしますm(__)m

 

ジーンズポケット袋地破れ 交換修理

ジーンズのポケットもまだ大丈夫、、、と思って放置すると修理不可で袋地ごと交換になってしまいます、、、

今回はポケット口も痛んでいたので袋地交換&ポケット口のリペア

先ずはポケット外して本体と切りなし

コレをさらに分解して、同じ型の袋地を型どり

ポケットを外してある間にポケ口はデニムを移植して整えておき、ポケットの形に整形しコインポケットを付け直して本体へ装着して完成です

ポケットの交換はベルトラインサイドラインも外す大工事の上、特に右側はコインポケットもありリベットは4個外して交換等々、、、で概ね9000円~10000円並みにかかってしまいますのでポケットの破れは放置せづ早め早めのリペアをお勧めいたします

 

年末年始の営業のお知らせ

令和6年内は 12月29日(日曜)迄営業いたします

12月30日(月曜)~1月3日(金)迄お休みを頂戴いたしますので

ご来店の際はご注意くださいませ

来年も宜しくお願いいたしますm(__)m

ジーンズ ボタンホール劣化原因

上の画像はジーンズの釦(通称ネオバーボタン)の裏側です

今回持ち込まれたジーンズはまだ全く新しいにも関わらずボタンホールが激しく劣化していました。

劣化した原因は画像の赤丸で囲んだ「刻印のかぶせ止め」です

 

詳しく説明すると、ネオバー釦は、例えばLeeやLEVI,Sの様にネオバーボタンにロゴ刻印が入っています

世界的なブランドは生産量が多いため自社専用の刻印入りボタンを作成しますが

ロットが少ない場合などは、表面に自社ロゴなどを施したものをかぶせて上記の様に止めています

赤まるで囲んだ留め具が脱着の度にホールに擦れて、異常に早くホールが劣化してしまう事があります。

今回はホールもリペアしましたが(下修理後画像)

ネオバーボタンがそのままでは、すぐまた劣化してしまいますのでネオバーボタンも交換しました。

ホールの劣化が激しいときは、ネオバーボタンの裏を触ってチェックしてみましょう

ネオバーボタンの交換とホールの修理で2200円程です

 

 

ジーンズ 膝腿修理

今回持ち込まれたジーンズは以前、別の修理屋さんで何か所かリペアされていたジーンズです

おそらく想像するに

最初に膝がすり切れて修理した後、膝の上部が髭ラインで劣化して擦り切れ

その後、少し離れた上部の髭ラインがまた劣化して擦り切れ修理した、、、

感じではないかと推測されます。

もう彼是20数年デニムの修理をした経験上、「膝が擦り切れて劣化した」という場合

膝上~腿愁j辺までは概ね劣化の予備軍になっています

劣化するたびに当て布を張り足すよりも、膝が切れた時点で広くリペアしてあげる方が、結果的に加工料金も安く済み、修理後の劣化の進行も自然な風合いになります

 

今回当店に持ち込まれた機会に全体を広くリペアさせていただきました

特に以前リペアされていた周辺は着用時でも洗濯等でも、

もまれて劣化が進行していた感じでしたので

腿の上部までたっぷり当て布をして糸入れをほどこしました

 

劣化したらデニムの生地痩せ範囲でたっぷり当て布をしてリペアする事をお勧めします

ジーンズ ボタンホール修理

ホールが切れてしまっている状態です

このように切れますと糸だけでは修復できませんの一旦デニムを移植して下地を作り直します

上の画像の様にホールは一旦半分ほどつぶれる程度デニムを差し込んで元のホールの大きさまでハサミで切り込みを入れてミシンたたきで移植デニムを本体と融合させます

最後に手まつりでホールの回りを篝って無駄糸をカットアウトすれば完成です

修理は完成しましたが、ボタンホールは裂けてしまうほど放置せず早め早めのメンテナンスをお勧めします(^^)