以前ウチで修理させてもらって
1年以上?2年は経ったか?
お客さんに訊いても定かじゃなかったから
相当前にリペアしたジーンズだと思う
今回は前回塞がななった腿部分のダメージを
リペアするご依頼で持ち込まれて来た。
裏側はこんな感じで
前回は元々ダメージ加工してあった
膝上を広めにリペアしてある
それでもって注目したい部分が
表からみたこの部分
よく見ないと分かんないと思うけど
下の部分の大きな劣化を前回リペアした時には
上部の分散した劣化はなかったハズなのだ。
「なかったハズ」と何故分かるかといえば
もし前回修理時にこの劣化があれば
縦方向にもっと細かく糸入れしてあるはずなのに
ソレがないということは
広めに加工しておいた部分が
「後から経糸が劣化消失して横糸の顔が出てきている」
っていう状態なのだ。
渋すぎ!
ジーンズのダメージを尊重しつつ
最低限の薄さの当て布と無駄で過剰な糸入れをしない事で
こんなデニムの顔が現れる。
まさに「リペアの真骨頂」☆
いやらしいけど自分で云っちゃう!
いうなれば「リペア アフター ダメージ」
なんかもっとカッコイイ呼び方ないかな?
って表現したいくらい、いい感じの雰囲気になってきた。
お客様も相当大事に履いてくれてると思うから
今回も最高の仕上がりになるよう頑張りたいのだ。