Gジャン 袖口擦り切れ修理

今回はLeeさんのストームライダーで袖口の擦り切れリペアです

全体の画像を撮っておけばよかったんですが、このストームライダーは

袖口だけが異常に劣化していました。

通常袖口はデニム移植でヘリの作り直しはしないのですが、この個体は全体の使用感が数年なのに袖口だけが20年以上使用された感があったためデニムを移植してヘリを作り直す選択をチョイスしました

まずは似たような色と雰囲気のデニムを差し込みます

リペア用の材料は古着を買い込んで揃えてありますので今回はまぁまぁ近い雰囲気のもので合わせられました

ここは一旦朔接着してズレないよう固定してしばし乾くまで放置します

よく洋裁用接着剤を使う方もいますが、当店は植物性で水で洗うと洗い流せる接着を使用していますので、変色してデニムの色が変わってしまう心配はありませんよ(^^)

カフスは通常横目方向に生地取りしていますが、このストームライダーは縦取りでしたので縦方向に50番手の見えにくい糸で叩きつけていきます

叩きつけが終了したらヘリにステッチを入れていきます

ステッチ入れが終われば完成です

仕上がった直後は硬い仕上がり感になりますが、洗って使ってを繰り返してもらうと柔らかさをが出できます(接着のノリも水で洗い流れますので)

Gジャンは袖口の擦り切れはもちろん、衿の擦り切れ、チェーンステッチの擦り切れによるパンク等々案外リペアを要する箇所はおおくあります

放置ししすぎず早めにご相談ください(^^)/