9/3 膝破れリペア

履く人の動きの癖やサイズ的な緩みも

関わってくるのですが

概ね劣化してくる場所は予測がつきます。

 

画像のジーンズは内股から浮いてきた髭ラインの

延長線上が膝の圧迫に堪えられなくなって

リップになってしまったようです。

多少タイト目シルエットによくある劣化状況でしょうか。

本来、ゆっくり縦糸が劣化して、消失した後に

横糸だけが残ってくれるのが理想ですが

なかなか思うように劣化してくれないようです。

このような場合は

裏側からシーティングの当て布を現場と現場回りの2重に施して

縦方向に50番手の糸を適度に糸入れして補修しました。

いつもいうのですが、必要以上に糸入れを多くしたり厚手の生地を施すのは

却って二次的に劣化につながりますので(^^)