ヘビーオンスデニムのチェーンステッチ

児島さんの22オンス並みなベビーオンスジーンズ

厚みも然ることながらずっしり重みがあります

ユニオンスペシャルはラッパなしのシリンダータイプなので

多少厚みがあってもガンガン縫えて、ステッチ幅もテクニック次第で自由に調整できますが、1000時間以上はミシンを踏み込まないと自在に操れません、、、結構操縦は難しいミシンなんですよ( *´艸`)

まずは下ごしらえ

とにかく厚みがあるので、三つ折りで厚みが出そうなイン&アウトシームはカットアウト、ほかにもアウトシームのほつれ止め、インシームの片倒しめくれ止め、三つ折りプレス、ハンマー圧縮など縫う前の下ごしらえが十分でないとちゃんと縫えません

極厚もなんのその無事縫えました(^^)

本日より通常営業いたします

WGはお休みを頂戴してありがとう

ございました

本日より通常営業いたします

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ユニオンスペシャル チェーンステッチへ打ち直し

最近結構多いのが

ストレートステッチからチェーンステッチへの入れ直し

これは何でもないストレートステッチ

こちらがユニオンスペシャルのチェーンステッチ

実は一般的なストレートステッチとチェーンステッチは勿論ミシンも違いますが

縫い方も違います。

ストレートステッチ⇨ 裏側を見て裏側から針を落とします

チェーンステッチ⇨ 表側側を見て表側から針を落とします

そんなわけでチェーンステッチの方は裏側が見えませんので

ヘムの分量、三つ折りの取り方、針の落とし位置など正確かつ慎重な仕事が要求されます

 

ユニオンスペシャルもミシンの個体数がどんどン少なくなってきていて

10数年前の2倍以上に価格高騰してます。金相場以上( *´艸`)

部品すら調達困難な逸品です

Gジャン 袖口擦り切れ修理

今回はLeeさんのストームライダーで袖口の擦り切れリペアです

全体の画像を撮っておけばよかったんですが、このストームライダーは

袖口だけが異常に劣化していました。

通常袖口はデニム移植でヘリの作り直しはしないのですが、この個体は全体の使用感が数年なのに袖口だけが20年以上使用された感があったためデニムを移植してヘリを作り直す選択をチョイスしました

まずは似たような色と雰囲気のデニムを差し込みます

リペア用の材料は古着を買い込んで揃えてありますので今回はまぁまぁ近い雰囲気のもので合わせられました

ここは一旦朔接着してズレないよう固定してしばし乾くまで放置します

よく洋裁用接着剤を使う方もいますが、当店は植物性で水で洗うと洗い流せる接着を使用していますので、変色してデニムの色が変わってしまう心配はありませんよ(^^)

カフスは通常横目方向に生地取りしていますが、このストームライダーは縦取りでしたので縦方向に50番手の見えにくい糸で叩きつけていきます

叩きつけが終了したらヘリにステッチを入れていきます

ステッチ入れが終われば完成です

仕上がった直後は硬い仕上がり感になりますが、洗って使ってを繰り返してもらうと柔らかさをが出できます(接着のノリも水で洗い流れますので)

Gジャンは袖口の擦り切れはもちろん、衿の擦り切れ、チェーンステッチの擦り切れによるパンク等々案外リペアを要する箇所はおおくあります

放置ししすぎず早めにご相談ください(^^)/

 

 

 

 

 

Gジャン 衿修理

Gジャンの衿の擦り切れは長年愛着していますと避けられない劣化です

一旦衿は外してまず擦り切れを修理します

ここまで擦り切れていたら衿を「どんでん返し(裏と表を反対に付け直す事)」して

折って隠れていた裏部分を表にして付け直す方法をとります

衿をアンコに乗せてカーブをつけながら水蒸気で整形し直していきます

形が整って来たら本体に付ければ完成

幸い色の違和感もなくいい感じに仕上がったと思います

衿はパーツの中でも最もデリケートな場所ですので仕上げは慎重に

そんなワケで裏側はこの通り表の擦り切れが入り込みます

ここで最も注意したいことはこの擦り切れ修理を厚出の布を入れたり糸入れのミシンたたきを必要以上に入れすぎると衿が綺麗に整形できなきなくなります

衿の裏側はほとんどといっていいほど劣化消耗はしませんので極力軽めの修理でOKです

Gジャンも「衿」「袖口」「裏のチェーンステッチの擦り切れ」等々様々に劣化してしてきますのでリペアの際はご相談くださませ(^^)

 

ジーンズ 横糸部分移植

ジーンズの劣化穴修理の選択は概ね2択です

〇周りに出来るだけ近い色のデニムをはめ込む

〇周りの雰囲気に合わせて横糸移植

どちらも有効でもあり、欠点もありありますが今回は横糸の部分移植です

上記のデニムは相当履きこまれて膝や腿にも横糸残りの部分が多数ありましたので、横糸移植を選択しました

横糸もデニムによって白かったり黄ばんでたりします。今回は黄ばみ染めしたシロモを使用します

通常大きく穴になっている場合は裏からシーティングとともに入れ込みますが画像の様に小さな場所は上から部分移植します

長年履きつくした感を損なわない様に仕上げました

 

 

 

ジーンズ 裾移植による丈詰め

丈詰めしたいけど、、、自然に出ているアタリ感を残したい。

誰もが思いますね。今回は裾の移植加工についての解説です

詰めたい長さにカットします。

デニムは厚みがあるので極力余分な部分はカットアウト

基本はもともとあるステッチの上から1.2センチ(ステッチ幅プラス0.2センチ並)ほど残しておけばOK

ここからが問題なのですが、裾移植の最大の難点は厚みが異常に出てしまう点です

厚みが出ると、「めちゃくちゃ硬くなって綺麗にクッションがでない」「ミシン針が入らない(縫えない)」等のデメリットがあります

そこで余分なインシームやアウトシームをカットするテクニックもありますが強度が落ちてしまます

そこで当店では厚い部位分(拝み倒し縫い)を薄く(割り縫い)に縫い戻して加工します

この作業で最大7枚重なってしまう部分を5枚に軽減できます。

加工後つなぎ合わせれば完成です

さすがにチェーンステッチで掛け直す事は厚みがあり過ぎて困難ですが、チェーンで過ごした期間のアタリ感はそのまま残せます(オンスの軽いデニムはチェーンで打てる場合もあります)

自然なクッションに拘るか、見た目に拘るかは悩むところですね

 

裾移植加工は4400円~(インシームにステッチのある拝み倒しのデニムは概ね5500円になります)

 

価格改定のおしらせ

いつもご利用いただき誠にありがとうございます

2025年2月より、随時料金を改定させていただきます

物価の上昇、人件費引上げ(昨年10月より千葉県最低賃金引上げ)等を鑑み現在の価格を改定させていただきます

 

ご理解のほど宜しくお願いいたしますm(__)m

 

ジーンズポケット袋地破れ 交換修理

ジーンズのポケットもまだ大丈夫、、、と思って放置すると修理不可で袋地ごと交換になってしまいます、、、

今回はポケット口も痛んでいたので袋地交換&ポケット口のリペア

先ずはポケット外して本体と切りなし

コレをさらに分解して、同じ型の袋地を型どり

ポケットを外してある間にポケ口はデニムを移植して整えておき、ポケットの形に整形しコインポケットを付け直して本体へ装着して完成です

ポケットの交換はベルトラインサイドラインも外す大工事の上、特に右側はコインポケットもありリベットは4個外して交換等々、、、で概ね9000円~10000円並みにかかってしまいますのでポケットの破れは放置せづ早め早めのリペアをお勧めいたします