着方にもよりますがGジャンも相当着込むと肩回りが擦り切れてきます
Gジャンの場合は裏が露出しそうな場所はグレー系のシーティングを使います
肩ヨーク全体が生地痩せしていましたので広く当て布をして縦方向に糸入れして完成
これで3500~4000円程です
※衿も劣化が激しかったので分解して修理して付け直すところです
リペアだけじゃなくこういったカスタムもできます
愛着をもってリペアをほどこしつつ永く着る事も
ちょっと雰囲気を変えてあげる事も、、、
Gジャンのよくある修理ベスト3は
〇 衿の擦り切れ
〇袖(カフス回り)の擦り切れ
〇チェンステッチの擦り切れ
です
衿や袖の劣化は目に見えて分かりやすいのですが、
特に厄介なのがチェンステッチの擦り切れです
画像はほんの一部分ですが、年代が古いものですと、裏のチェン側が半分以上擦り切れによる消失で表から見るとそうでもないのですが、パンク分解寸前のものがけっこうあります。
放置しておきますといずれオリジナルの表側の上糸も消失してしまいますので早めのリペアをしてください
下記の画像はリペア後の画像例です
よぉ~~く目を凝らさないと分からないのですが擦り切れてしまったチェンの代わりに見えにくい細番手(番手は細いですが頑丈な代物です)で縫い止めてあります
裏のチェンは消失してしまいましたが表の裏糸は残っていたのでこれで表糸が消失する事もパンクしてしまう事も防げます
※表側画像
※アジャスターネオバーの上部の裏側のチェーンは擦り切れてなくなりましたが表はこれでセーフです
Gジャンは結構チェーンステッチ部分が多いので裏側をよくチェックしてみてください
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通常は折り曲げのヘリが劣化することが一般的ですが
このようにヘリが擦り切れてパックリ割れる事も稀にあります
結構隅から隅までパックリ割れています
袖口などではよくあるんですが、衿の場合は袖の修理の様に合わせたままで糸入れ補強は出来ません
衿は非常にデリケートな部分ですのでこのような場合は、表衿と裏衿をそれぞれ単独でリペアしたのちに合わせて縫い上げます
いつものことなんですが仕上がり画像は撮るり忘れて返却しちゃいました( ;∀;)
なかなかヘビーな劣化状態です
この状態ですとデニム移植しての加工になります
リペアで注意したいことはやり過ぎに注意!です
画像の様に袖のヘリはあえて切りっぱなしで差し込みます
ここまで劣化進行している袖口にヘリを作るとかえって不自然になります
補強糸も入れすぎには注意!硬くならない程度がいいです
反対の袖もこんな感じで仕上がりました
ワンちゃんにでもパックリかじられた的なデニム消失です
ここはデニム移植で対応するんですが
こういったアームホールの様なカーブラインは結構難易度高い場所です
まずは部位の移植デニムをアイロンプレスでカーブを付けます
まあこれで部位に嵌めこめるカーブラインになりましたね
これを消失部分に嵌めこみんでミシンたたきで縫い叩きます
インディゴと一口に言いますが色は1000あれば1000違います
ただこれでも着込んでいくと不思議と色がなじんでくるんです
ほんと不思議なんですが、、、、
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今回はかなり長年大切に使われたと思われるGジャンのリペアです
何故かといえば、部分的に劣化しているのではなく
全体的に生地痩せして全体的にうっすら劣化してきています
休ませながら大事に着てきた感がみてとれます
上の写真の様に徐々に劣化が進んでいます
袖口などもヘリのスレもリペアしましたが衿まわりのリペア画像を添付します
衿付け部分の背ヨークの補強並びに衿のヘリの劣化は裏から適切な厚みの
シーティング当てで縦方向に糸入れします(糸入れは無駄に多くしない様)
補強後は元に縫い合わせて完成
大事に着てあげてください
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久々に結構劣化の激しい衿です
ヘリも完全に口があいてしまっています
いつも通り衿は外してまず衿の補修
衿への糸入れ補強は最小限で衿の形状が出来るだけ崩れない様に
そして裏と表を逆にして付け直すので表と裏の距離調整のため
ヘリの糸入れは衿付けが済んでから加工します
多少裏側はインディゴの色が濃いめですが半年程度でなじんできます。不思議なんですけど(^^;)
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右が507ビンテージ
左が復刻版です
ビンテージのほうは袖をハサミでジョギジョギカットアウトされているようです
今回のご依頼は復刻版の袖をビンテージGジャンへ付け直しのご依頼
アームホールの距離が違ってきますので袖幅側と見頃を調整して移植しました
なかなかうまい事付いたと思います
袖周りは相当劣化しています
大きく開いた穴にはデニムの移植
袖口は50番手の細い糸を入れ込んで補強します
まわりの雰囲気に合わせてリペアします
ステッチの入れ直しは適度に入れることで違和感なく仕上げ
50番手の見えにくい糸でしっかり補強
衿は首との摩擦で擦り切れ劣化がしやすい部分
一旦外してまず劣化の補修
裏と表を逆にしてつつけ直します
衿は一番デリケートな部分ですので、さすがに丸みの収まり等はズレますが
まぁまぁ仕上がりで完成
子の様な加工で4500円程です