着方にもよりますがGジャンも相当着込むと肩回りが擦り切れてきます
Gジャンの場合は裏が露出しそうな場所はグレー系のシーティングを使います
肩ヨーク全体が生地痩せしていましたので広く当て布をして縦方向に糸入れして完成
これで3500~4000円程です
※衿も劣化が激しかったので分解して修理して付け直すところです
リペアだけじゃなくこういったカスタムもできます
愛着をもってリペアをほどこしつつ永く着る事も
ちょっと雰囲気を変えてあげる事も、、、
Gジャンのよくある修理ベスト3は
〇 衿の擦り切れ
〇袖(カフス回り)の擦り切れ
〇チェンステッチの擦り切れ
です
衿や袖の劣化は目に見えて分かりやすいのですが、
特に厄介なのがチェンステッチの擦り切れです
画像はほんの一部分ですが、年代が古いものですと、裏のチェン側が半分以上擦り切れによる消失で表から見るとそうでもないのですが、パンク分解寸前のものがけっこうあります。
放置しておきますといずれオリジナルの表側の上糸も消失してしまいますので早めのリペアをしてください
下記の画像はリペア後の画像例です
よぉ~~く目を凝らさないと分からないのですが擦り切れてしまったチェンの代わりに見えにくい細番手(番手は細いですが頑丈な代物です)で縫い止めてあります
裏のチェンは消失してしまいましたが表の裏糸は残っていたのでこれで表糸が消失する事もパンクしてしまう事も防げます
※表側画像
※アジャスターネオバーの上部の裏側のチェーンは擦り切れてなくなりましたが表はこれでセーフです
Gジャンは結構チェーンステッチ部分が多いので裏側をよくチェックしてみてください
相談はメールでお気軽にお問合せください
ジーンズ リペア 修理はネットからもご依頼できます
TEL: 0436-63-3848 AM10:00~PM7:00 月曜定休
通常は折り曲げのヘリが劣化することが一般的ですが
このようにヘリが擦り切れてパックリ割れる事も稀にあります
結構隅から隅までパックリ割れています
袖口などではよくあるんですが、衿の場合は袖の修理の様に合わせたままで糸入れ補強は出来ません
衿は非常にデリケートな部分ですのでこのような場合は、表衿と裏衿をそれぞれ単独でリペアしたのちに合わせて縫い上げます
いつものことなんですが仕上がり画像は撮るり忘れて返却しちゃいました( ;∀;)
なかなかヘビーな劣化状態です
この状態ですとデニム移植しての加工になります
リペアで注意したいことはやり過ぎに注意!です
画像の様に袖のヘリはあえて切りっぱなしで差し込みます
ここまで劣化進行している袖口にヘリを作るとかえって不自然になります
補強糸も入れすぎには注意!硬くならない程度がいいです
反対の袖もこんな感じで仕上がりました
劣化というか擦り切れを通り越して破れ状態の衿です
ここは一旦身頃から外した状態で衿を修理します
衿下の見頃部分もスレて横糸状態になっていますので
ここはグレー系のシーティングで当て布して補強
衿は修理後裏と表を反対にして付け直しました
衿の裏側は概ね無傷な状態ですので、、、、、
経年劣化も手伝ってかパックリと衿が口を開けてしまっています
襟を分解すると内側に力布が縫い付けられていました
ラングラーさん独自?の仕様でしょうか、、、衿の形を整えるため、、、?
事によるとこの力布が裂けの原因の可能性も、、、、
ともあれ、いつも通り裂けの修理後、裏表を逆に取り付けて完成なんですが、、、
またまた完成画像を撮り忘れて返却しちゃいました😂メンゴ、、、
久々に結構劣化の激しい衿です
ヘリも完全に口があいてしまっています
いつも通り衿は外してまず衿の補修
衿への糸入れ補強は最小限で衿の形状が出来るだけ崩れない様に
そして裏と表を逆にして付け直すので表と裏の距離調整のため
ヘリの糸入れは衿付けが済んでから加工します
多少裏側はインディゴの色が濃いめですが半年程度でなじんできます。不思議なんですけど(^^;)
ジーンズのリペアやカスタムのご相談はメールでお気軽にお問合せください
TEL: 0436-63-3848 AM10:00~PM7:00 月曜定休
右が507ビンテージ
左が復刻版です
ビンテージのほうは袖をハサミでジョギジョギカットアウトされているようです
今回のご依頼は復刻版の袖をビンテージGジャンへ付け直しのご依頼
アームホールの距離が違ってきますので袖幅側と見頃を調整して移植しました
なかなかうまい事付いたと思います
袖周りは相当劣化しています
大きく開いた穴にはデニムの移植
袖口は50番手の細い糸を入れ込んで補強します
まわりの雰囲気に合わせてリペアします
ステッチの入れ直しは適度に入れることで違和感なく仕上げ
50番手の見えにくい糸でしっかり補強
Gジャンの衿は大概こう劣化します
一旦身頃から外して分解します
衿は裏にシーティングをかまして補修しておきます
ここでいつもの違うところは元通り衿つけするのではなく
表と裏をあべこべにして付け直します
このような状態なので衿を立てると後ろ側がこのようになっています
昭和の初期の物資不足の頃シャツの襟を裏表に付け直すテクニックのGジャン版です
ジーンズのリペアやカスタムのご相談はメールでお気軽にお問合せください
TEL: 0436-63-3848 AM10:00~PM7:00 月曜定休